何でも食べたい、食べてみたい、美味しいもの、珍しいもの、いろいろ食べた記録。+気になっているもの。
2017.12.27 Wed 18:00
葉栗屋を出て、息子を会場まで送っていった後、熱田神宮に参拝した。 大鳥居から入り、大きな楠に驚き、本殿にお参りし、 壁に向かって勝負運を祈った。 地下鉄に乗って、栄町に着いたのは、午後1時半。 まだまだ、お腹がすいたというわけではないが、せっかく名古屋に来たからには、もう一つぐらい名古屋名物を堪能したい。 ひつまぶし、天むす、台湾ラーメン、ベトコンラーメン、カレーうどん、エビフライ、味噌おでん、どて煮、手羽先・・・、 いろいろある中で特に未知で気になったのが、 あんかけスパゲティ 食べられる店は市内にたくさんあるが、とりあえず元祖といわれる店に行ってみた。 ![]() ![]() そーれ HPには、あんかけスパゲティの変遷についてかかれてあった。 はじまりは1961年までさかのぼります。 イタリア料理として「スパゲッティ」が認知され始めた頃、他店にはない「オリジナルミートソース」を作ろうとしたところから始まります。 当時、今池でお店を構えておりました父と共同経営者でありました山岡博氏が試行錯誤の上完成させた物です。 有難いことに大変ご好評を頂き、当店の名物料理の一つとなりました。 その後、山岡氏が独立をされて1963年に開業されたのが「ヨコイ」さんとなります。 徐々に徐々にではありましたが、このオリジナルソースが名古屋を中心に他店にも広がって行きました。 「あんかけうどん」からヒントを得て「あんかけスパゲッティ」と名付けられてテレビに発表されたのが、「からめ亭」さんでした。 (一部抜粋) ようするに、①「そーれ」 で考案された あんかけスパゲティは ②「ヨコイ」 の独立とともに広がりを見せ、③「からめ亭」 によって名付けられた、ということであろう。 ![]() ![]() メニューは、あんかけスパゲティーだけで、30種類以上。 普通ならどれにするか迷うところだが、とりあえずは定番の品と人気の品の2つを注文することにする。 さらにソースは定番とクラシカルが選べるとあったので、一つずついただくことにした。 ![]() ![]() 左:ミラカン ミラカンとは ミラネーゼ (ウインナー・ハム・野菜) + カントリー (フレッシュトマト・野菜) を略したもので、玉ねぎやピーマン、にんじんなどの野菜とウインナーやハムをとろみをつけたデミグラスソースでからめてある。 右:玉子ヨセ 太くてコシのないソフト麺にどろっとしたあんのソースをかけ、豚ロースカツと玉子焼きを乗せる。ソースはクラシカルを選んだので、胡椒が効いたピリ辛味。 「イタリアの家庭料理を名古屋の方々が好まれる味に」 「ボリューム感があり、安価におなかを満たして頂きたい」 HPにはこんな風に書いてあったが、これはイタリアの家庭料理ではないと思う。完全に名古屋人の名古屋人による名古屋人のためのメニューだと思う。 しかし、ボリューム感については全くその通りで、そうでなくても その前に味噌カツだの味噌煮込みだの食べた後だったので超お腹一杯になったであった。 そーれ 名古屋市中区栄4丁目9-10 愛信プラザビル103 052-265-3990 平日・土曜日 11:00~15:00 17:00~23:00 祝祭日 11:00~15:00 日休 P有 HP |
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2014.12.07 Sun 20:52
旅行から帰ってきて、そちらのブログの更新に忙しくしていると、いつのまにか こちらのブログに広告が出ていた。もう一ヶ月も更新をしていなかったようだ。 世の中、便利になればなるほど忙しくなる という法則は、私の場合きっちりと当てはまっている。 そんな折、本編の掲示板などでよく情報をいただいている KHさんから、 雨宮シェフ復活! という書き込みをいただいた。 実はその前にも、ゆきひょうさんから、オフレコで同じような情報をいただいていて、オープンした暁にはぜひ行ってみようと思っていた。 ・・・で、日曜日、行ってきた。 ![]() ![]() 今回の場所は、もちいどのにミツハシから猿沢池に抜ける、なら町長屋の中の一軒。 今回はと書いたのは、雨宮シェフ、これまで、店を転々としていて、これで8軒目である。その変遷をまとめてみると、 名張 (スタートは名張かららしい、ご本人から聞いた) ↓ 杉ヶ町 (豚竹林から奥に入った今旭川スタミナラーメンがあるあたり) ↓ 三条大路 (イトーヨーカドーの向かい、大坂屋という焼肉屋の近くの2階、昔、ファランポーンというタイ料理の店があったところ) ↓ 佐保橋 (今、バンビーノがあるところ) ↓ 登美ヶ丘 (ならやま大通り、西登美ヶ丘の交差点の近く) ↓ 鍋屋町 (東向北商店街の突き当たり、今インド料理のタンドリ屋のあるところ) ↓ 名張 (名張から始まったので名張で終わろうと思ったんだけど、そんな雰囲気じゃなくて・・・本人談) ↓ 今の場所 私は名張の店以外はだいたい行っていて、登美ヶ丘の店からは写真も残っている。 ![]() ![]() 今回はカウンターのみ、全7席という小ぢんまりした店である。 ランチは、サラダ、パン、3種類から選べるスパゲティ、ここまでで850円、+150円でデザート、コーヒーが付く。 ちなみに写真右は夜のメニューで、夜は生パスタも考えているとのこと。 私たちは4人だったので、パスタは3種類全部、デザート付を2ついただくことにした。 ![]() ![]() 左:サラダとフォカッチャ レタスや水菜のサラダと人参とでドレッシングを変えてある。店主いわく、うちのは少し酸味が強いと。紫キャベツが彩りを添える。 右:白ワイン ランチだと500円とリーズナブルな値段設定。この後赤もいただく。 ![]() ![]() 左:シンプルなトマトソースのスパゲティ ミンチもたまねぎも入れない本当にシンプルなソース。酸味が際立つ。イタリアの家庭料理ではこんなパスタが食べられているとのこと。 右:ローストチキンのカルボナーラ チーズがたっぷりかかっているのでしっかりとした味。 ![]() ![]() 左:ペペロンチーノ にんにくと唐辛子でシンプルなオイルソース。きざみねぎをたっぷりかけて。 右:牛乳のジェラートとコーヒー 牛乳のジェラートはこれまでの店でも出していたが、今回は栗の花の蜂蜜をかけ、黒胡椒を乗せる。栗の花の蜂蜜は少し苦味があり、コーヒーの風味がする。 私たちが食べ終わるころ入ってきた客には夜のメニューからも注文OKであった。理由は7席埋まったからということであったが、忙しくなければランチ以外の単品も注文可ということであろう。 店主いわく、休日は通し営業をしているので、ランチの時間を過ぎたころからは、アラカルトとワインで昼呑みもOKということであった。 ・・・ということで、また来たいと思う。今度は時間をずらして。そして、今度こそ腰を落ち着けて長くこの地でがんばってほしいとエールを送りたいと思うのであった。 イオタ 奈良市橋本町1 0742-23-5663 平日 11:00~15:00 17:00~21:00 土・日・祝 11:00~21:00 水休 P無 twitter |
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2014.10.26 Sun 22:07
今年も始まりました、 奈良フードフェスティバル 2014・シェフェスタ in 奈良公園 この前の青空バルではかなり並んだので、今回はどうかと思っていたら、 ![]() ![]() めっちゃ並んでるブースとあまり並んでないブースがあった。 行列の長いブースは、吉野町出身、大西誠さん率いる 「サルバトーレクオモ」 というピッツァの店で、大西さんはイタリア人以外で初のピッツァイオーロの世界チャンピオンに輝いたピッツア職人ということである。 並んででも食べたい。 並んでないほうは、シェフズキッチンの 「ラ・ビランチャ」 という大阪のイタリアンの店で、けっこう有名な店で食べたいのはやまやまだったが、3500円という強気の値段設定に引いてしまった。軽い1500円のプレートもあったが、ちょっとそそられなかった。 ![]() ![]() サルバトーレクオモのピッツァはマルゲリータ、クワトロフォルマッジョ、大和まなとイタリアンソーセージのピッツァ・その名もYAMATO、大和豚のチッチョリと奈良県産わさび菜のピッツァ・名づけて奈良スペシャルの4種類あったが、YAMATOは売り切れていた。 ヤマト売り切れ! 深い意味はありません・・・。 ということで、奈良スペシャルを注文。 チッチョリは豚の脂を煮込んだもの、少し歯ごたえがあり、噛めばじゅわっと脂が染み出る。さわやかな辛味のわさび菜との相性抜群。 生地もモチモチで、大西さん、奈良出身なら、奈良にも店を出してくださいよ、と言いたくなるような うまさであった。 さて、シェフェスタバルにも並んでみた。 ![]() ![]() こちらは、青空ピッツァほどの行列ではなかったが、それでも15分ほど待った。 リンコントロ、nakamuraya、ブラッスリー・ロワゾブリュの3店合同のブースで、それぞれ一品ずつ提供し、500円であった。 左:「リストランテ・リンコントロ」の自家製スパゲティたっぷりチーズとナスのトマトソース ![]() ![]() 左: 「ロワゾブリュ」 のヤマトポークのチーズバーガー 右: 「nakamuraya」 のフライドチキンとポテト、大和まなのソース チーズバーガーにポテトにフライドチキンと、ファストフードっぽいメニューだが、ハンバーガーのパテにフレンチ風パテを使ったり、フライドチキンのスパイスにこだわったり、ソースに大和マナを使ったり・・・、なかなかおもしろい。 さて、正倉院展も始まり、奈良の秋はますます賑わいを見せていくことだろう。このイベント11月3日までやっているということなので、できればもう一度ぐらいは行ってみたいと思っている。 奈良フードフェスティバル 2014 奈良公園 登大路園地 10/25~11/3 10:00~17:00 HP facebook |
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2014.10.11 Sat 16:16
奈良市内、しかも北側に住んでいると、木津とか加茂は身近で、そこからもう少し走った笠置まではいいが、 南山城村となるとやっぱり遠い。 秋も深まり、朝夕冷え込んできた今日この頃、笠置に松茸がたっぷり入った丼がいただける店があると聞いて、家から30分走って店の前に着いたら、休みであった。しかも月に2回しかない休みのうちの一日であった。 意気消沈して、奈良に帰ろうとしたそのとき、ふと、この先 もう少し行ったところにイタリアンの店があったことを思い出した。早速電話してみると “やっている” とのこと。 ・・・で、信号もない道を気分よく走っていたら、行き過ぎた。 西を向いて走ると、酒屋さんの看板があり、そこから少し北に入ったところに店はある。ちなみに看板は西向きに立てられていて、逆向きだと見つからない。 ![]() ![]() 国道からも見つけにくい上に、見つけた後もどこが店なのかわからない。 実際は奥のプレハブ倉庫のような建物が店舗なのだが、手前の民家の入り口も もしかしたら店なのかという雰囲気を醸し出していて、わかりづらいぞ。 先に電話してあったから、店主が店の前に立っていてくれた、何もなければきっと民家に入っていたと思われる。 ![]() ![]() パスタは5種類、私たちは、“イタリア有機トマトのアラビアータ、生リガトーニ” も、 “山田さんの原木椎茸とツナの木こり風 スパゲティ” も、 “山田さんの原木椎茸と鶏 牛蒡のアーリオオーリオ スパゲティ レモン風味” も、気になったが、熟考の末、“自家製揚げ茄子とリコッタチーズのトマトソース ノルマ風 スパゲティ” と、 “山田さんの生木耳とイタリア産パンチェッタのカルボナーラ スパゲティ” にした。 嫁さんが、椎茸が苦手なのである。 山田さん、ごめんなさい。 そういえば店主、山田孝之にちょっと似てる。 さて、まず運ばれてきたのがこちら。 ![]() ![]() 左:サラダとパン サラダは庭で取れたものを中心に、オリーブオイルとペッパーのドレッシングで。チーズがかかってコクを出している。パンは自家製のフォカッチャ、店主いわく、毎日ドキドキしながら作っているとか。 右:ドリンク ブラッドオレンジジュース シチリアの太陽をいっぱいに浴びたさわやかな酸味が特徴とのこと。グラスワインはまず白から。ドリンクのセットでアルコールも選べるのがうれしい。 実はアルコールも選べることを知らずに別に注文したのだが、支払いのときにセット料金になっていることが判明。このあたりの誠実さもうれしい。 ![]() ![]() 左:自家製揚げ茄子とリコッタチーズのトマトソース ノルマ風 スパゲティ >またの名をスパゲッティ・アッラ・シチリアーナとも言う、シチリアの名物パスタです。 >「ノルマ」とゆうのは19世紀のオペラの名作、ノルマ(Norma)に由来しています。 >このパスタを食べた人が、その味に素晴らしい名作オペラの名前を付けたとか。 >確かに、最高の組み合わせです! 右:山田さんの生木耳とイタリア産パンチェッタのカルボナーラ スパゲティ >パンチェッタは豚ばら肉の塩漬けです。濃厚な伊賀産卵のクリームと絶妙に合います。 >南山城村産、生キクラゲはいっております。 (facebookより引用) スパゲティは二郎系を思わせる太麺、ソースがよく絡んで、モチモチとした食感。しっかり食べられるという印象。かといって、雑、という感じではなくきっとイタリアの家庭料理はこんな感じなんだろうなあ、と思わせる味であった。 ![]() ![]() さて、デザートは、北海道産マスカルポーネ、卵、甜菜糖のみで作るティラミス。注文を聞いてから作るので少し暖かさが残る。作り置きしないのは、ロスを少なくするという理由もあるが、出来立てを食べて欲しいから だという。 私は嫁さんの 「帰り運転したげるから、飲んでいいよ」 という言葉に、調子に乗って赤ワインもいただいた。 「フロント」 という名前は、店の前に国道が走っているからとか、店の前に木津川が流れているからとか、店の前で採れた野菜を使っているからとか、そんな意味があるのかないのか、知らないけれども、とにかく、居心地のいい店であった。 冬場には猟師さんが捕ったジビエもメニューに登場するらしい。そのころにはまた行きたいと思うのであった。 カフェfront 京都府相楽郡南山城村北大河原渋久17 090-5463-5263 11:30~20:00(17:00以降は予約のみ) 火・水休・不定休有 P有 facebook blog |
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