何でも食べたい、食べてみたい、美味しいもの、珍しいもの、いろいろ食べた記録。+気になっているもの。
Bar de Espana Gentry ~亀の手はなかったけれど ~ 
2012.05.02 Wed 18:30
 
私の母校の吹奏楽部が文化会館でコンサートを開くというので行ってきた。さすがに県の代表の常連校ということで、すばらしい演奏だったが、何よりも生徒達が楽しんでいるのがこちらにも伝わってきて、幸せな気分になった。

幸せになったので、一杯飲んで帰ることにした。 

さらに幸せになろうという作戦である。

こんなとき東向北商店街はいい店が多い。フレンチならス・マガザン、イタリアンなら雨宮製麺所、魚なら花しば、中華ならへいぞう、その他、WAKAKUSAやさくらバーガーなど。

そんな中、本日のチョイスはここ。

Bar de Espana Gentry ジェントリーBar de Espana Gentry ジェントリー


Bar de Espana Gentry ジェントリー

この店、前はパスタなんかも出していて、奈良にありがちないろいろな料理を出す店だったのだが、いつのかにかスペイン料理に特化するようになり、今では、すっかり本場スペインのバルを再現するようになった、といっても、本場を知らないわけだが・・・。

店内はそこそこ混んでおり、私は一人だったのでカウンターに座った。

Bar de Espana Gentry ジェントリーBar de Espana Gentry ジェントリー


ここは鶴橋人情市場から仕入れた食材を使ったその日のおすすめメニューがある。
連休も2日目ということで、品切れのものも多かったが、その中から選んだのがムール貝のワイン蒸し。そして、ハートランドの生。

本当は店主のブログに書いてあったペルセベスがあればそれにしようと思っていたのだが、この日はないとのこと。

ちなみにペルセベスは亀の手、日本でも食べるところはあるが、あまり流通に乗らない珍味である。

奥さんが、「もの珍しさに注文する人もいたんですが・・・」 と言葉を濁らせていたので、評判がよくなかったのかもしれない。でも、本場のバルを目指すのなら、(目指してるかどうか知らんけど) 評判に負けずに置いてほしい。


そうこうしていると、ムール貝が出来上がった。
この時にはすでにビールは飲み終えていたので、白ワインを追加。

Bar de Espana Gentry ジェントリーBar de Espana Gentry ジェントリー


耐熱皿を使い、直火で蒸されたムール貝はぐつぐつと煮えた状態で登場。身は柔らかくぷりぷり、貝から出る出汁にニンニクが効いたスープもまた熱々でうまい。

ハウスワインはグラス400円、白はトレッビアーノという品種の葡萄を使ったもの。
甘くはなく、さっぱりとして料理にあわせやすい味。当然ワイン蒸しに合う。


次に注文したのがこちら。

Bar de Espana Gentry ジェントリーBar de Espana Gentry ジェントリー


フラメンカエッグ 野菜のトマト煮込み、半熟玉子添え。
茄子,玉ねぎ,パプリカなどの野菜を自家製トマトソースで煮込み卵をくずしながらいただく。

赤ワインはサンジョベージェ。気が付いたら追加していた。

ちょいと一杯のつもりで飲んで~、いつのまにやら3杯目♪

もし私が電車通勤であったら、東向北の誘惑には確実に負けてしまうであろう。
そんなことを考えながら、幸せな気分に包まれて、家路についたのであった。


ジェントリー
奈良市花芝町16-1
0742-27-1477
11:30~14:00
17:00~22:00
日不定休 P無

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アコルドゥ ~ラッキーモードでスパニッシュ~ 
2010.08.02 Mon 07:33

平日、富雄でお昼の時間になった。

久しぶりにがっつりと「ジャンク屋哲」でアブラ増しでも食ってやるか。後先考えずにニンニクも増し増しだ~!

と、駐車場へ行ったら満車であった。2台しかないのだから、当然あり得ることだったが、では、どうするか。


待つか。

有料駐車場に停めるか。

・・・・・・。


そういえば、アコルドゥの駐車場、車3台しか停まってなかったな。

ダメもとで行ってみるか。(ちなみにアコルドゥは先々まで予約がいっぱいの超人気店である)

アコルドゥ


レンガ造りの大正時代の名建築は今はすっかりおしゃれなレストランとして定着したが、昔はハンディマンというホームセンターだった。

そっと扉を開けて聞いてみた。

「あの~予約していないんですが、大丈夫ですか。」

「少しお待ち下さい。」

スタッフの方が店の奥へ行ってシェフに聞いている。このシェフが雑誌などでもよく目にする川島宙シェフであった。

「何名様ですか。」

「ひとりです。」

また、奥へ行ってしまった。そして、戻ってきて、

「お席ご用意できます。」

・・・と予約なしでいただけることになった。ラッキー。

アコルドゥ


私以外のお客さんは全員おばちゃんであった。ざっと数えてみると22人ぐらいいた。

22-1。5回コールド負けである。


それにしても おばちゃんは声が大きい。まわりがおばちゃんばかりだから、なおのことである。

よう食べるし、ようしゃべる。ベルベル人か!


向こうのおばちゃんの話し声が聞こえてくる。

「お昼からこんなにおいしいもん食べたら、晩ご飯作る気なくすわ~。」

それだけならまだしも、

「晩ご飯、お茶漬けでええやろ。」



・・・・・・おいおい。(-ω-)ノ"



メニューは1種類であった。

予約していないのだから、これは仕方がない。それでも初めて来たのだから、まずはおまかせで十分である。

アコルドゥ


メニューは何だか知らないが、でっかい口を開けたおっさんの口の中に書かれていた。

前菜、パスタ、メイン、デザート、パン、ドリンクで2940円。

予約が取れない店として有名で、もし「ミシュランガイド奈良」があれば間違いなく3つ星だろうが、そんなに無茶な値段設定ではない。むしろ、安く感じられる。 まだ食べてないけど。


まず、一皿目は前菜とサラダ。

アコルドゥ


焼きウナギ 赤ピーマン 半乾きのトマト 胡瓜とヴィッチーニカタランのガスパチョと無農薬野菜

長い名前である。 住信SBIネット銀行ぐらい長い。

私の人生で食べたものの中でおそらく一番長い名前のメニューではないか。

7月後半(おまかせは2週間ごとにメニューが変わるらしい)だけあって土用の丑を意識してのウナギであろう。しかしそこはモードスパニッシュ、テリーヌ風におしゃれな仕上がりである。

胡瓜のガスパチョはヴィッチーカタランというスペインの炭酸温泉水を使ったもの。中にスイカが入っていてさっぱりとしたお味。

無農薬野菜のサラダはうちでも毎日おじいちゃんの畑で取れた無農薬野菜を食べているので、別段驚くことはないが、ナイフとフォークでは食べにくい。

えびせんべいがあしらわれているのはシェフの遊び心か。



二皿目はパスタ。

アコルドゥ


イカ墨のヌードルと海のゼリー イカとマスの卵を和えたもの ワサビの珠

パスタは生ということで歯ごたえがしっかりしている。イカ墨は練り込んであるのでお歯黒になることもない。ご婦人でも安心していただけるだろう。

面白いのはこんぶを使ったというとろみのあるソース。色は透明だからこんぶのネバネバしたエキスだけを抽出しているのだろう、パスタや海の具材を上手くまとめている。

小皿の中に大海を感じる一品であった。(←ちょっとかっこいい?)



メインは鴨肉のロースト。

アコルドゥ


葛城の合鴨と無農薬野菜 コーンと麦 中国の醤とマンゴー

葛城の鴨と聞いて思いついたのは、橿原の「バルジェット」でいただいたとき聞いた「葛城の実家で育てた合鴨です」という言葉であった。

同じ農家か?それとも葛城は合鴨が特産なのか?

合鴨はレアに焼かれており、歯ごたえがあって、まわりのおばちゃんの歯は大丈夫か?という心配はあったが、肉汁が濃く、やっぱりしっかりとした歯ごたえであった。

面白かったのは3種類のソース。基本は甜麺醤と肉汁を使ったソースだが、シブレットオイル(おしゃれな言い方だが、葱油)、マンゴーソースとあって、それぞれが鴨肉によく合う。

私は鴨肉をナイフで半切れにし、まずは甜麺醤、そしてシブレットオイル、それから、マンゴーソース、次に茄子と一緒に、今度は麦とコーンをのせて、とローテーションして楽しんだ。

誰かの旅行記で人糞をえさにした豚の肉は人糞の臭いがすると書かれていた。ドングリをえさにした豚もまたしかり。とすれば、この鴨肉の飼料が麦とコーンなら付け合わせとして合わないわけがない。



最後はデザート。

アコルドゥ


桂花陳酒風味のプラム アーモンドジェラートのミル・オハ

パッと見ただけでは一つの料理に見えるが、実際はミルクとアーモンド味のジェラート、桂花陳酒に漬け込んだプラム、ミルフィーユ風のお菓子(少し塩味がきいている)と3種類のデザートが一皿の中に入っている。

これが一つひとつもおいしいのに、ジェラートが溶けてきて、ジェラートとプラムとか、ミル・オハとジェラートとか、ミル・オハとプラムとか、組み合わさった味もまたおいしいのである。

Muy rico!
 (スペイン語でとてもおいしいという意味です)



この後、食後のドリンクはエスプレッソをいただいた。

アコルドゥ


まわりのおばちゃん達は 「美と健康」 を意識してか、生ハーブティーを注文している人が多かった。



支払いはテーブルでするのだが、このときホールの主任っぽい人から「どこでこの店をお知りになったのですか」と聞かれた。

私は「いろんなところで見ています。私は食べ歩きが趣味なのでいつか来たいと思っていたのですが、なかなか来られずにいました。今日はラッキーでした。」と答えた。

すると「普段は予約なしでは難しいのですが、今日は一人分だけ残っていました。夏休みに入って奥様方のお客さんが少なくて・・・」と言われた。

なるほど。 そういうことか。

Viva!summer vacation! 



おいしかったなあ~、嫁さんにも食べさせてやりたいなあ~。

そう思うとまわりのおばちゃんも自分も同じに思えてきた。

こうして優雅なランチを食べている今も、嫁さんは掃除したり、洗濯したり、買い物したり、昼寝したり、しているはずである。

今度はちゃんと予約して、嫁さんと一緒にまた来ようと思いつつ店を出たのであった。


akordu (アコルドゥ)
奈良市富雄北1-1-1
0742-43-0222
11:30~14:00 18:00~21:00
月休 P有 HP

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たかまど ~名前はともかくスパニッシュ~ 
2010.01.13 Wed 19:58

コメントや掲示板で「どうしてそんなに新しい店を見つけるの、早いんですか」と聞かれることがある。

答えはいろいろ。
 人生もいろいろ。

いろいろでは答えにならないので、もう少し詳しく書くと なんでも である。

もちろん、インターネットから新しい情報を得ることも多い。「食べログ」さんやいろんな方のブログを読んで新しい店を見つけることもある。

・・・が、それはたくさんあるメディアの中の一つに過ぎない。

早朝のジョギングで三条通や近鉄奈良駅周辺や新大宮などを走って、新しくOPENする店を見つけたり、残念ながら閉店してしまった店を見つけたりして、文字通り 足で 情報を集めることもある。

また、奈良に関する本や雑誌にも目を通すし、奈良リビングやマイタウン奈良、ナラスマイルなどのフリーペーパーもひと通り目を通す。求人情報も役立つぞ。


めっちゃ努力家やん! …と誰か、ほめてやって下さい。拍手 パチパチ



今日紹介する店は1月9日付のマイタウン奈良のOPEN (オープングルメ) で見つけた。

その名も、かふぇ ばる たかまど。

かふぇばるたかまど


マイタウン奈良から紹介文を引用させていただくと、

スペインのアンダルシア地方出身の料理人ぺぺさんが作るおふくろの味。日替わりランチは1000円でデザートまで楽しめる。タパスと呼ばれる小皿料理は350円~。おすすめは「タコとエビのサラダ」「ピーマンの酢の物」。定番のパエリアは要予約。
(マイタウン奈良のウェブサイトはこちら

スペイン料理を出すバルが たかまど という店名なのはどうなんだか。

バルなら Bar alto Ronda (高い、円い) とかの方が 断然かっこいいと思うのだが・・・。



しかし、いつかスペインに旅行したときにはバル巡りもしてみたい、そのときの予習としても、この店はぜひ行っときたいと思ったので、嫁さんに予約の電話を入れてもらって土曜日に行ってきた。

予約したのは 要予約の パエリアをいただくためでもある。

かふぇばるたかまど


店内、内装は普通の喫茶店で、厨房ではぺぺさんがすでにパエリアに火をかけていた。予約が必要なのは時間がかかるからだろう。

でも、ちょっと待て。マイタウン奈良にはおふくろの味って書いてなかったか?


ぺぺさん、どう見ても男性である。 ガウディもびっくり!



さて、パエリアは予約してあるが、それだけでは味が単調になりそうだったので、別のものを頼むべくメニューを見た。(ぺぺさんの手書きらしい、つたなくも温かい日本語である)

かふぇばるたかまどかふぇばるたかまど


日替わりランチは土曜日はやっていないとのこと。

アルボンディガス、ロモコントマテ、メヌードコンガルバンゾ、ソロミージョアル、アルメハマリネラ…。(早口言葉か!)

メニューにはずらっと舌を噛みそうな名前のタパスが並んでいたが、仕入れの都合で、今日は肉料理が一つだけできるということだった。とりあえず、それを注文。



店の真ん中に置いてある石油ストーブで暖を取り、スペインの本なんかを読みながら、アンダルシアにあこがれているとパエリアが登場。

かふぇばるたかまど


直径33cm (ちゃんと計りました) 、ジャイアント馬場の足のサイズほどもあるパエリア鍋で、かなりのボリューム。予約のときに何人前か聞かれなかったので、たぶんワンサイズであろう。

メニューにもパエリア、3000円とだけ書かれている。 (3人以上で行くことをおすすめします。)

具は有頭海老(これがけっこう大きくていいものだった)、アサリ、イカなどの魚介類、豚、鶏の肉、ニンジン、玉ねぎ、ニンニクなどの野菜類、と種類も多い。おこげもおいしい。



この日は 私と嫁さんと息子の3人だったので、食べきれないかも、と心配していたときに肉料理登場。

かふぇばるたかまど


そういえば注文してたよなあ・・・。

でてきた肉料理はチュラスコ・デ・セルド(豚肉の鉄板焼き)。サラダとポテトチップスも付いている。



かくなる上はワインも飲むぞ! おぉー!




いや・・・

飲む理由がわからん・・・?



・・・が、そこは勢いである。
嫁よ、帰りの運転は頼んだ。いつもすまん。



実はこの後、肉料理についてくるパンも出てきたのだが、さすがにそれは包んで持って帰った。すでにお腹ポンポコリンである。



最後に メニューにあったぺぺさんからのメッセージを紹介して、この記事を終わりたいと思う。

この店はスペイン文化と日本の文化の交流によって、二つの国がいっそう近づけることを願って開きました。というのは、スペイン人である私が、日本と日本の皆さんに関心を持ち、みなさんと日本を尊敬しているからです。この店がみなさんに親しんでいただけ、居心地のよい場所になりますよう、心から願っております。ご来店ありがとうございます。

なるほど、だから店名をスペイン語にせずに たかまど のまま残したんだ。
私ももっとスペインのことを知りたいと思う。


かふぇ ばる たかまど
奈良市東紀寺2-6-10
0742-24-0238
9:00~21:00 土11:00~15:00
日祝休 P有

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