何でも食べたい、食べてみたい、美味しいもの、珍しいもの、いろいろ食べた記録。+気になっているもの。
2008.06.27 Fri 20:35
家から近く歩いてでも行ける距離だというのに、要予約と何となく子どもを連れて行きにくい雰囲気からなかなか行けずにいた。
![]() 自宅を改装した店内で、まず目に飛び込んでくるのはどーんと2mはあるケヤキの一枚板のテーブル。 そして、樹齢300年という松の木と井戸の調和がとれた中庭。 奥様のデザインだという。 ![]() この店、店名からもわかるように野菜のみを使った料理がいただける。 卵や乳製品も使わないといったこだわりよう。 その野菜も生駒の「岡田農園」から取り寄せた旬のものだけを使う。 日によって野菜が変わるのだから当然料理も変わる。 この日はズッキーニがたくさん採れたということでズッキーニを使った料理が多くなった。 「同じ野菜が多くなってしまって…でも、味付けは一つ一つ変えていますので…」 奥さんは少し恐縮されていたように見受けられたが、いやいや、うちもじいさんの畑でズッキーニができるときは一度にできるのを知っているから、いろいろな料理法を知るチャンスとかえってうれしかった。 ![]() 真ん中が玄米ご飯。周りを取り囲むように7種類のおかずが並んでいる。 この日のメインは車麩の炒め物(3時方向)。カレー粉を付けて濃いめに味付けてある。 驚いたのは縮緬キャベツのドレッシング和え(7時方向)。酸味がありヨーグルトのような味。 不思議に思って聞いてみると、酒粕を使いバルサミコ酢も加えているからそんな風な味になるのだと。 なかなかすごいぞ。 ![]() プレートをいただいている途中で出てくるスープはこの日は豆のポタージュ。 豆の味がしっかりとしているが、最後にふわっと柑橘系のさわやかな味がする。 これについては聞くことができなかったが、豆本来の味の中にこういう香りが含まれているのかもしれない。 ![]() 「ムソーノサンネンバンチャ」です、と出されたときは何のことかわからなかったが、 後で調べるとムソーの3年番茶ってマクロビオティックの世界ではけっこう有名なのね。 ![]() デザートは宮崎産金柑を練り込んだ豆乳寒天。 +350円でオーガニックコーヒーをいただくこともできる。 今回は1900円のお昼のメニューをいただいたが、夜は品数も増える2950円のメニューになる。 ボリュームはやや少なめだが、私としては野菜料理を存分に楽しむことができ、満足であった。 玄米菜食処 菜一輪 奈良市北袋町18 0742-23-1715 完全予約制 不定休 有料P有 HP |
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2008.06.23 Mon 18:19
久しぶりの休み、自転車の娘を連れての
ランニングー ![]() ![]() m(_ _)m失礼しました。 訪れたのはここ、下下味亭。 1階が骨董品店(しかも2軒)の2階にある。 ![]() 場所は国立博物館の真ん前、大きなガラス窓からは氷室神社など奈良公園の景色がよく見える。 意外と朝から歩いている人って多いのね。 ![]() ところでこの店、今はきれいな建物に変わっているが、その昔はかやくご飯がおいしい食堂であった。 近くには日吉館という會津八一や亀井勝一郎などの著名な作家や芸術家が定宿にしていた旅館があり、ともに古き良き奈良を支えてきた店であった。 日吉館が廃業され下下味亭もカフェとして生まれ変わったが、今もその思い出を語る人は多い。 とくにモーニングセットのようなものはないので、娘はチーズケーキとアップルジュースを注文。 ケーキセットはドリンク代+280円。 ![]() 私はコーヒーとバタートースト。 このコーヒーがとにかくうまい! ハンドピック自家焙煎、そして丁寧にドリップされて出てきたコーヒーは苦みと酸味のバランスもよく、これぞ珈琲といった味わいだ。 もちろん、味には好みがあるので、他の人が飲んでどうかというところまでは言えないが、私的にはかなり好きな味である。 ![]() 実はここのカレーもおいしいらしいので、ランチにも一度行ってみたいと思っている。 そのときは改めて本編で紹介したい。 ![]() 下下味亭 奈良市登大路町59 :0742-26-2338 9:00~17:30 月休(祝営業翌休) P無 ![]() |
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2008.06.19 Thu 21:21
嫁さんのパッチワークの記事が意外にも読んでくださる方がおられるのに少し驚いています。
…というのはこのブログに来られる方はみんな食べることが楽しみでその情報を求めてこられる方ばかりだと思いこんでいたからです。 コメントや拍手があったことで嫁さんも気をよくして、第2弾も書きそうな勢いです。ヾ(´▽`;)ゝ さて、今日書かせていただくのはおじさんの個展ネタです。 うちの叔父さんが香芝で工房を開いていることは前にも書きましたが、今回、奈良で「白いうつわ展」を開くことになりました。 今回は夏の季節に合う白をテーマに普段使いの食器を展開します。 場所:ぎゃらりー「上の蔵」(ぜいたく豆本舗内) 期日:2008年6月19日(木)~22日(日) 時間:午前10:00~午後6:00 住所:奈良市角振町24 近鉄奈良駅、西改札口徒歩2分 電話:0742-22-6061 ![]() 大きな素焼きの魚に会いに来てください。 遊器工房 〒639-0242 香芝市北今市6丁目466-5 0745-76-4812 http://www3.ocn.ne.jp/~yu-kobo/ |
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2008.06.16 Mon 17:10
ちょっと用あって生駒でひとりのお昼となった。
国道168号一分バイパス(生駒市小瀬町―東生駒間)沿いにある手打ち蕎麦の店、梁瀬へ。 ![]() この店、一人でされていることもあってか、メニューは少なめである。 基本の蕎麦が青菊と呼ばれる全蕎麦と挽きぐるみ(更科の二八)の二種類。 そこに+300円で天ぷらを、さらに+300円で煮物、和え物、漬け物、ご飯がつく。 それ以外のメニューといえばめはり寿司とそばがきぐらい。 ![]() ただ、季節限定のメニューがあって冬には鰤南蛮がメニューに加わる。 この日訪れると辛みおろしそばがあった。これが季節限定なのかどうかはわからないが、辛み大根も辛みが増す時期とそうでない時期があるので、当然ない日もあるのだろう。 ![]() 注文して少しすると大根とおろし器が出てきた。 自分でおろすということらしい。 ![]() 大根をおろし終えたころ、ちょうどそばが出てきた。 全蕎麦の青菊に貝割れ大根が和えられている。 ここにおろした辛み大根をのせて、つゆをかけていただくのだが、この大根、なかなか辛い。 今まで食べた辛み大根の中でも上位に入る辛さだ。 薬味として茗荷とネギが添えられるが、これも途中で加えると味にさわやかなアクセントがついておいしい。 ![]() そばをいただいたあとにはそば湯が出てくるが、流行のどろっとしたクリーミーなものではなく、さらっとしたタイプ。 しかし、辛み大根の味で割っていただくと何ともいえずうまい。 ネットではあまり紹介されることは少ない店だが、お客さんが次々とやって来られ、けっこう流行っているようだ。 店内にはセラーがあり地酒やワインも豊富に取りそろえられている。 立地と営業時間(確か昼だけだったはず)から飲みには難しいところだが、機会があればそういった使い方もしてみたい店である。 梁瀬 生駒市中菜畑2丁目1135-8 0743-74-2197 11:00~14:00 (土日11:30~15:00) 火・水休 P有 ![]() |
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2008.06.14 Sat 17:08
やすらぎの道沿いにある「3rd place cafe」、雑居ビルの3階という立地ながら、おしゃれな雰囲気とこだわりの料理やSweetsの数々で人気を博してきた。
その店のオーナーのnori さんがプロデュースしたマフィン専門店がこの3月、木津にOPENした。 ![]() この場所、始めはノスタルジックカフェという店で、その後、ここの地名をとって八色茶房となったところである。 これらの店がオーナーが同じなのかどうなのかわからない。 ただ、立地としては決して恵まれていないのでうまくいかなかったのかも…。 でも、今回はネットなどでもかなり有名、且つ、人気店の開店ということでかなり期待できそう。 ![]() この店、テイクアウトが主流かと思うが、店内でも食べることができる。 店から入ったすぐのところにマフィンが並んでいて、自分でトレイにとるようになっているのだが、メニューにはイートインのみのものも多い。 ![]() この日、私たちが注文したのはココアマーブルマフィン(250円・左)と焼りんごのマフィン(300円・右)。 スウィーツマフィンと呼ばれる種類のもの。 けっこう一つが大きめでボリュームがある。 ![]() 食事にピッタリなデリもある。写真はライ麦デリマフィンにマヨポテトとアンチョビをサンドした、デリサンド・アンチョビじゃがマヨマフィン。 アンチョビの塩味がじゃが芋の優しい味とよく合っていて、シンプルな味ながら、なかなかおいしい。 後ろは日替わりのトマトスープ。レンズ豆やレンコンなど、意外な食材も入って、食べるスープという感じである。 ![]() もう一つ注文したのはデリサンド・ブルーチーズ。 プルーチーズの独特の味にサラダほうれん草の軽い苦みがうまく合っている。 スープはチキンと野菜のシャンタンスープ。 あっさりした味で誰にでも好まれそう。うちの子どもも気に入ってよく飲んでいた。 ![]() そして、デザートになる生クリームバナナチョコ。 かなり甘いが、私以外の3人が喜んで食べていた。 ちなみにアイスクリームつき、500円。 ![]() 窓の外には田園風景が広がり、時折JRの電車が横切るのどかな風景。 昼食も良いが、できれば、カフェやブランチにたっぷりとした時間を使いたい店である。 cafe Gic 木津川市木津八色77-2 0774-72-01412 10:00~20:00 不定休 P有 HP |
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2008.06.09 Mon 20:23
国道2号線はラーメン街道として知られている。
この日は甲子園に行こうとして、11時すぎ奈良を出発したのだが、第二阪奈、阪神高速とすいすい走って武庫川のインターを降りたのが12時。 2時からの試合にまだ早いので、どこかで昼ご飯にしようということで入ったのがここ。 ![]() 看板に「支那そばや」とあるように、ここはかのガチンコラーメン道で有名な佐野実氏に師事した店主が開いた店である。 店の前には 佐野実氏の写真がでかでかと掲げられて、 しっかりと広告になっている。 ![]() にっこり微笑むラーメンの鬼。 ちょっと若い。 メニューを見ると一番のおすすめは塩だとわかる。 ![]() 壁には店主のこだわりがひしひしと感じられる紙が貼ってある。 これも佐野氏の教えを守っているからであろう。 ![]() まず、一つ目はしょうゆラーメン。 ホタテの出汁が効いていてなかなかうまい。 あっさり味だが、コクもあり、アクセントの水菜もうまい具合に合っている。 ![]() そして、本命の塩ラーメン(煮卵トッピング)。 スープをすすると…、 インパクトはない …が、滋味深い、というか、いくら飲んでも飽きないと思わせる味だ。 聞くところによると昆布に干しシイタケなどの乾物を煮込んだベースと鶏ガラ、豚骨のベースをブレンドしたものらしい。 ゆず風味の胡椒や揚げタマネギを入れて味を変えるとまた、違った味わいになる。 ![]() サイドメニューとして注文したのが、明太子丼と餃子。 餃子はちょっと皮が破れていた。 佐野氏に怒られないか? ちょっと心配した。 ![]() 優しい味わいでいっしょに行ったじいさんも喜んでいた。 甲子園方面にお出かけの際はぜひ。 一光 兵庫県西宮市甲子園口3-29-20 0798-63-0647 11:30~15:00 17:00~翌1:30(売り切れ次第閉店) 不定休 P無 |
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2008.06.04 Wed 19:22
立地の悪さでは奈良でも三本の指に入るだろうと思われるほど、場所は悪い(と思う)。
大きな道沿いでもないし、駅からも遠い。 目安としてはロイヤルホームセンターから少し東に入ったところ、で良いかと思うが、初めて行く人にはちとたどり着くのは厳しいかもしれない。 ![]() ラーメンのスープは1種類。博多の長浜風の豚骨スープである。 実は九州の豚骨スープといっても福岡や熊本、宮崎などの県によっても違いがあるし、同じ福岡のラーメンでも長浜の屋台のスープは他の豚骨とはまた違った味わいがある。 この店はご主人の出身の博多の味に、奥さんのご実家、大阪の味をアレンジしたものとなっているが、奈良に住む私の味覚では、かなり長浜ラーメンを忠実に再現したものと感じられる。 実際、博多で長浜ラーメンを食べた機会が少ないからであろう。 ![]() しかし、メニューを見るとサイドメニューがかなり充実している。 餃子はないもののから揚げのメニューが4種類から選べるのはうれしい。 その他、炒飯や高菜おにぎりなどのご飯ものがあり、平日はこれらのセットがサービスになる。 ![]() 先にも書いたようにスープは1種類だが、ここにトッピングとしてチャーシューを増やすか明太子を加えることができる。 この明太子、博多の有名店、ふくや のものだという。 ![]() また、テーブルにある辛子高菜、紅しょうが、ごま、にんにくで好みの味に調節したり、途中から入れることで味の変化を楽しんだりすることができる。 ![]() 今回は鳥皮のから揚げを注文。 カリッとした歯ごたえでご飯にも合いそう。 ![]() この店、大盛りはないが替え玉がある。 これが120円とありがたい値段。 かなりバリ固で出てくるのですぐにスープに入れた方がよい。 ![]() ちなみに6月6日、開店6周年でラーメン半額!! オー麺… ひで常 奈良市西九条町3-6-12 0742-64-3393 11:30~14:00 17:00~22:00 日祝休 P有 |
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