何でも食べたい、食べてみたい、美味しいもの、珍しいもの、いろいろ食べた記録。+気になっているもの。
2008.11.29 Sat 21:18
新世界を怖いところだという人がいる。
昼間っからビールを飲んで、スポーツ新聞を広げて、どて焼きや串カツを食べるおっちゃん達。 近寄りがたい雰囲気があるのだろう。 しかし、闇に薬が売買され、家出した少年を物色するような人が闊歩するアメリカ村の方がよっぽど怖いと私は常々思っている。 実はこの今日紹介するこの店をネットで見つけたときも、行きたいという衝動に駆られながら、はたして子どもを連れて行っても大丈夫だろうかと思っていた。 現に店の前まで行って、入ることができなさそうだったら別の店にしよう、と他の店もチェックしていたぐらいだ。 ![]() しかし、それは全く杞憂に終わった。 店の前まで行くと、中からおばちゃんが出てきて、「4人か、空いてるで、入り、入り。」と半ば強引に席まで案内された。 そして、「かばんはここな。」と棚に上げてくれ、「ビールでええな。」と飲み物まで決定された。 始めはカウンター席だったが、気を使ってくれたのだろう、食べ終わったお客さんがテーブル席を空けてくれた。 これもうれしい。 (^-^) さらに「ジュースは置いてないから、表で買うてき、ご飯も持って入ってええで。」と波状攻撃。 (←しかもちょっとアジアンチックになまっている) ![]() 壁に掛かった(直接書かれた)メニューを見ると、2級酒300円、1級酒350円と、 渋すぎる~。 (~-~;)ヾ その中から名物という豚足と串焼きをいくつか注文。 すると、ものの1分ほどで注文したものが登場する。 これはどういうことか。 ものすごい速さではないか。 ![]() ![]() ![]() ![]() 豚足は名物というだけあってとろっとしたゼラチンが絶品。 食べるほどにお肌がつるつるになっていくのが実感できる、とまでは言わないが、とにかくプルプルである。 串焼きは右上が牛のハラミ、バラ。 左下が焼き鳥、砂ズリ、しょぼくれ焼き(肩を落とすからしょぼくれ焼きというらしい)。 右下は豚まる(丸腸=リボン)、カシラ(頭肉)。 今、流行の部位もさりげな~く置いてある。 ホルモンなので歯ごたえがあったりはするが、どれも味わい深いものばかり。 ネギが入れ放題の味噌タレにつけるとまた味が変わっていい。 ![]() ![]() 生肉系はレバー(子どもたちが取り合っておかわりをした)、ハツ、センマイ。 レバーはともかく、ハツやセンマイは奈良ではあまり生では置いていない部位である。 新鮮だからこそだろう、実にうまかった。 普段から行っている人にとっては普通でも、行ったことがない人にとっては、カルチャーショックが待っています。 USJでスパイダーマンも良いけれど、ディープな雰囲気の大阪を楽しむにはもってこいの店です。 豚足のかどや なんば本店 大阪市浪速区難波中1-4-45 06-6631-7956 12:00~22:30 火休 P無 ![]() |
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2008.11.27 Thu 21:55
普段は奈良のお店を食べ歩いて紹介しているわけだが、今回は大阪の店である。
高架されて景色が若干変わったJRに乗ってキタへ。 職場も奈良で、あまり大阪へ出ることも少ない私達にとってはちょっとした旅行気分である。 したがって、どこで食べるかといったことを決めるときは慎重になるし、すごく評判の良い店とか楽しそうな店とか、それなりに考えて決定する。 今回は子どもたちにも楽しめそうな店として自分で焼くたこ焼き屋さん「蛸の徹」に決定。 ![]() 案内された席は一番奥のテーブル席。 開店すぐに入ったのにもうお客さんがいた。 壁には一面に有名人のサインが飾られている。 さすが、大阪 知っている人のサインばかりだった。奈良とは違う。 ![]() さて、注文は何にするかとメニューを見ると、結構種類が多い。 山菜、ブロッコリー、パンプキン、にんじん、ほうれん草…。 野菜たこ焼きのオンパレードである。 それ以外にも私のチャレンジ精神をくすぐるものもあって選ぶのに決めるのにおおいに悩んだ。 ![]() 結局、普通のたこ焼きとしそチーズ焼き、カレーたこ焼き、トロピカル!に決定。 トロピカルとはなんぞや? 何とたこ焼きの中にパイナップルが入っているのだ。 ![]() さて、自分でたこ焼きを焼いていく手順であるが、 まず、鉄板にしっかりと油を塗る(ここの店では健康のことを考えてコレステロール0のキャノーラ油を使っているとのこと)。 そこに蛸などの具を入れていくのだが、ここでスグレモノが登場する。 12個のくぼみに一度にきっちりと具が入るように作られた、 12個同時具入れ器 勝手に命名。 ![]() ![]() 具の次はタネを流し入れる。 そして、天かすや紅ショウガなどを入れていく。 ![]() ![]() あとは、まわりの焼け具合を見ながら、くるくるとたこ焼きを回していく。 しかし、これが以外と難しい。 タネがゆるいうちはなかなか回らないし、焼けるのを待っていると焦げてくる。 できあがるのに時間差があるので、できたものから食べなければいけないが、食べているとまたどんどん焼けてくる。 食べては回し、取ってはソースを塗り、回しては鰹節や青のりをかけ、回してはマヨネーズをかけ、食べては回し…。 忙しいっちゅうねん (@@;))))~ ![]() ![]() やっとのことで焼き終わったときはどっと疲れていた。 その後、4種類のたこ焼きをゆっくりと食べたが、やはり、 カレーはカレー味、トロピカルはパイン味だった。 しかし、子どもたちは楽しかったようで、私はたこ焼き器を買おうかと言ったが、 速攻で嫁さんに却下された…。 (*_*)ゝ 蛸の徹 角田店 大阪市北区角田町1-10 06-6314-0847 11:00~22:30 無休 P無 HP ![]() |
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2008.11.15 Sat 17:38
橿原に仕事に行った帰り、24号線を走っていたら、ふと見つけた。
ネパール料理の店、カトマンズカフェ。 ![]() インドには行った。 しかし、ネパールには行ったことがない。 行ったことがないから、えらそうなことは言わない。 でも、ネパール料理は食べたぞ。 インドで。 (インドグルメ図鑑参照) そのときはカレーに飽きた私たちの胃に、モモ(ネパール風餃子)や焼きそばがうれしかった。 それでは、この店はどんな料理を食べさせてくれるのかとランチメニューを見ると、 ![]() Tandoori Don? Curry Udon? これは、どう考えてもネパールにはなさそうですけど…。\(-.-メ) 私は勇気を出して、これらのメニューを注文しようとしたが、いろいろと考えあぐねた末、結局 … 普通にCセットを頼んでしまった。 ![]() これはこれで、すごく美味しかったし、途中でシェフが 「辛くしたければありますよ。」 ![]() と、辛いソースを出してもらったりで、満足したのだが、 次に来たときには、がんばって、ネパール風カレーうどんを注文したいと思っている。 …思っているのだが、それならばネパール料理は何なのだ、という疑問がわいてきたので、思い切ってネパール人らしきシェフに聞いてみた。 「インド料理とネパール料理はどう違いますか。」 すると、一つはスパイスなどの種類や使い方が違うとのこと。 なるほど、わかるわかる。 インドでも北と南ではかなり違うと聞いている。 そして、もう一つはネパール料理は中国の影響を受けているということ。 例えば焼きそばやラーメンのような麺料理もあるし、餃子か豚まんかというモモはインドというより中華料理に近い。 しかし、実際モモを食べてみるとわかるが、ミンチ肉にスパイスが結構効いていて、そのあたりはインド風ともいえる。 ![]() 結論を言えばインドと中国の融合なのである。 二つの大国にはさまれて(しかも、地続きで) 両国の食文化を取り入れたとしたら、これも当然といえば当然だろう。 …と、ここまで考えて気付いた。 先に書いたタンドーリ丼やカレーうどんは、これこそ、ネパール料理と日本料理の融合なのではないか。 中国13億+インド12億+日本1億…。 合計26億人の舌を満足させる料理、カレーうどん。 感動した。 d(^0^)b さらに考えると、、ニューヨークにあったこの店(↓)は、アメリカとの融合をも目指しているのではないか。 日の丸とネパール国旗の間にはためく星条旗。 ![]() おおっ! 融合こそがネパール料理の神髄。 こうしているうちに世界のどこかで新しいネパール料理が生まれているかもしれない。 カトマンズカフェ 橿原市北八木町1-5-2 0744-23-1731 11:30~14:30 18:00~24:00 火休 P有 HP ![]() |
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2008.11.03 Mon 18:32
うめちゃんである。
しかし、キムチ屋さんである。 キムチ屋さんならキムちゃんとか、パクちゃんの方がおいしそうな感じがする。 うめちゃんなら梅干し屋さんかと思ってしまうのは私だけではあるまい。 それでも、キムチのうめちゃんである。 ![]() この店、神殿の旧道沿いにあるので、偶然に見つけることはあまりなさそう。 しかし、奈良では貴重なキムチ専門店、もちろん味のレベルも鶴橋に引けをとらない高さである。 店内にはキムチだけでなく韓国食材がずらっと並んで何にしようか迷ってしまう。 ![]() では、どんなものがあるか、 どーんと紹介してみよう。 ![]() ![]() ![]() ![]() 左上から 白菜キムチ オイキムチ(きゅうり) 青唐辛子のキムチ エゴマの葉 この青唐辛子の辛いのなんの! そのあたりの激辛メニューも負けてしまうほどの辛さである。 しかし、刻んで少しずつ食べると、酒のあてにもピッタリ。 エゴマの葉は子どもたちも大好きな品。 ご飯を巻いて食べるといくらでも食べられそう。 それから、こんな品。 ![]() ![]() チャンジャ 豚耳 この2品も本当にうまい。 チャンジャのこりこりとした歯ごたえも良いし、豚耳は少しだけ電子レンジでチンしてとろっとしたゼラチンをいただくのがいい。 うちの家ではできるだけ常備して、なくなったらまた買いに行くというようにしている。 ちなみに通販もしているみたいなので遠い方はそちらをどうぞ。 奈良市南京終町667-2 0742-64-6775 10:00~19:00(金~18:30) 日休 P有 HP ![]() |
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2008.11.02 Sun 17:23
かつて釈迦が、人々を病から救うために、様々な薬草をブレンドして与えたことがカレーの起源と言われています。
時は流れて天平時代、仏教を伝えるために日本にやってきたインド最高位の僧であった菩提遷那名は、おそらく多くの従者を従え、故郷の多種多様なスパイスを持参してきたのでしょう。 事実、正倉院からも黒胡椒や丁子などのスパイスが見つかっています。 大仏開眼法要の大導師も務めたこの高僧が、釈迦がしたように、スパイスの効いたスープを与えたとしても不思議はありません。 そうすると、日本でのカレーの歴史は奈良から始まったことになります。(黒米カレーOFICIALブログより) おお~!なんだか、カレーが奈良の郷土料理って気がしてきたぞ~!! そんなこんなで黒米カレー選手権に行ってきました。 ![]() 前日、近くを通った嫁さんが、ものすごい行列ができていたのを見たというので混む前の10時過ぎに行った。 手順はこう。 まず、金券を買う。そして、黒米を買う。トーナメント方式なので、並んだ2つのカレーを買う。おいしかったと思う方に投票する。 ![]() 料理の鉄人のようなし烈な戦いである。 わたしたちはまず、8つの店を選んで購入。 ![]() 左上から ハンターナ MANNA カフェリノワ Hana Souka Shanti めしあがれ JAY まほろば大仏プリン 印象に残ったのは、まほろば大仏プリンの香味野菜を使ったスープカレー。 パセリやセロリといった香味野菜の風味が、カレーによく合っていた。 めしあがれの牛すじカレーは、さすがフレンチのシェフが作ったといえる黒米にも合う洋風カレー。 MANNNAやShanti、JAYといった本場インド組はさすがに安定した味でおいしかった。 ハンターナはふだんイベントでチキンカレーを出しておられるので、今回は思い切って(?)ココナツミルクを使った豆カレーに。 わたしはけっこう好きだが、インドカレーに慣れていない人には馴染み薄いかも、という味。 はじめの8つが食べられたら追加しようと思っていたが、こうなると全部食べてみたくなるのが私の性分。 残りの8つも食べてみることにした。 ![]() 左上から マッシュルームデザインスタジオ AUM Sweet AUM 丘 キッチンPepita カレーハウス峰 ハミングバード 東洋香り茶屋まろう 男の料理教室 丘さんはこの中で唯一の個人での出店。なかなか勇気のある人だ。将来はカレー屋さんを開いているかも知れない。 峰のカレーは店のものもそうだが、かなりオーソドックスで、変わったものが苦手な人にはうけそう。黒米にもよく合っていた。 ![]() すっかりお腹いっぱいになって帰ろうとしたころには、金券を買う長い行列ができていた。 今回の企画、なかなか大盛況だったみたいだ。 隣の文化会館前では「奈良公園AOZORAクラフト祭2008」(伯父さんの陶芸も参加していた)も賑わっていた。 奈良は大仏商法で、お客さんを呼び込むのが下手だといわれてきたが、このようなイベントは確実にそのイメージを変えるだろう。 黒米カレー選手権の後ろには2008という文字がついている。 ぜひとも2009も開いてもらって「第○回優勝の店」とつけばみんな食べに行く、というぐらい重みのあるイベントに成長してもらいたいと思う。 …で、優勝したのはどこだったんだろう…。 |
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2008.11.01 Sat 16:13
奈良市場や椿井市場が閉鎖され、市場というものがどんどんなくなってきている。
そういえば私が子供のころには佐保小学校の南側にも市場があって時々買い物をしたものだ。 そんななか今も現役で頑張っているのが転害門近くにある大門市場。 近くにスーパーがオープンしたにもかかわらず相変わらず元気だ。 中には私も大好きな鶏肉専門店や豆腐店、八百屋などが連なり、地元客が買い物にやってくる。 さて、今日紹介するお店はその大門市場の南側すぐにある「ごはん芽屋」。 ![]() 写真のような細ーい路地を入っていったところにある。 実は私自身5年ぶりぐらいにこの店に来た。 というのは、この店、小学生未満お断りの店なのだ。 オープン当初家族で行ったときはそんなことはなかったから、いつのときからかそうなったのだろう。 店に入ると現れるのが大きなワニのベンチ。 ![]() 入り口に向かって大きな口をあけ、入ってくる客を威嚇している。(←そんなわけない) メニューは週替わりのおかず(肉か魚、または両方)がついた定食とカレー。 定食は主菜の他、小鉢3品、 ごはん、味噌汁がついて1000円。(肉・魚両方付けると1600円) カレーは海老のタイ風カレーで、小鉢3品とごはんがついて1200円。 ![]() とりあえず何でも食べたい私たち夫婦は肉、魚両方ついた定食とカレーを注文。 まず出てきたのが定食のほう。 ![]() この日のおかずは、 ■お肉:鶏肉と大根の生姜煮 鶏もも肉と鶏肝 砂ずりと大根を生姜たっぷりの甘辛い醤油味で煮ました。 ■魚:鮭と長芋の味噌チーズ焼き 生鮭と長芋を刻んで小判型にまとめ、味噌ダレとチーズをのせて香ばしく焼きました。(芽屋HPより) 素朴な味わいでいろいろな種類を少しずつ食べられるのがいい。 ただ、ご飯もちょっと少なめなのでよく食べる人はおかわりが必須かも。 もう一つ頼んだのがカレー。 ![]() 海老、竹の子、しめじ、赤ピーマン、いんげん豆、ココナツミルクが入っています。中辛程度。(芽屋メニューより) 野菜もたっぷり、ココナツミルクが入ってマイルドな辛さ。 この日はあまり時間がなかったのでデザートは食べなかったが、ドリンクやデザートメニューもいろいろある。 窓の外には猫ちゃん達がうろうろ。 ![]() ゆったりとした時間が流れるCafeです。 ごはん芽屋 奈良市東笹鉾町34 0742-22-6472 11:30~14:30 (土日祝のみ17:00~19:30) 木休 P有 HP ![]() |
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