何でも食べたい、食べてみたい、美味しいもの、珍しいもの、いろいろ食べた記録。+気になっているもの。
AMRIT ~後編・満足できる「時間」~ 
2010.06.27 Sun 18:41

さて、いよいよパンが登場したところから、後半戦へ突入するわけだが、このパンも自家製らしい。

最初はバゲット、お代わりでミルクパンみたいなのをいただいた。隣のテーブルにはフォカッチャが出されていたので種類がいくつかあるのだろう。

オリーブオイルは「多めにください」とお願いするとたっぷりと入れてくれた。このあたりも うれしいサービスである。



まず初めは、Pranzo.Aの 季節野菜のサラダとPranzo.Cのプリ・アンティパスト、フルーツトマトの冷製カッペリーニ。

AMRIT(アムリット)AMRIT(アムリット)


サラダは香草、フレッシュコーン、コマツナ、何かのスプラウトやニンジンの葉っぱみたいなものなどいろいろ入って、お得感いっぱいの一皿。

フルーツトマトの冷製カッペリーニは山田シェフの名をこの世に知らしめた超定番料理である (これが奈良でいただけるとは)。冷凍庫でキンキンに冷やされたフォークとスプーン、ちょっとした演出もこころニクい。

トマトの甘みと少しの酸味が絶妙のバランス、残ったスープまでおいしくいただいた。シェフ自信作だけあって無理かと思うが、パスタをそうめんにするといったアイデアもあってもいいかも。



次に出てきたのは、ちょっと長い名前の Pranzo.Cのアンティパスト。
全国各地より届いた季節野菜と梅山豚の生ハム チーズのエッセンス。

AMRIT(アムリット)


前回にも書かせていただいたサービスの方の話では、これも山田シェフの得意料理とのこと。Pranzo.Aのサラダにプラスして、ズッキーニ、ラディッシュ、サツマイモ、なすび、人参、蕪など、それこそたくさんの野菜を、中央のくぼみに溜めた軽いチーズソースでいただくのである。

私が 「何種類ぐらいの野菜が使われているのですか?」 と聞くと、「日によって違いますが、20種類以上は使われています。」 とすぐに答えられた。

料理ももちろんすばらしかったが、サービスの的確な受け答えにも感動した。



私はここで たまらず白ワインを投入。 (場所がら車で行ったので、嫁さんに 「飲んでいい?」 と聞いたら、「どうせ飲むんやろ」 という優しい言葉をいただいた。)

そして、次の料理。Pranzo.Aの北海道産枝豆とホタテのクリームソーススパゲティと、Pranzo.Cの手長海老のバベッティーネ。

AMRIT(アムリット)AMRIT(アムリット)


おもしろいのは皿の形状。横にくぼみがあり、そこでパスタを巻けるという親切設計。くるくる巻いて楽しい気分になる。

枝豆とホタテのスパゲティはクリームソースが濃厚。ゆっくりと食べていると、だんだんと固まってくるほど。急いで食べるが、ボリュームがあり、なかなか減らない。二人してがんばって食べた。

ちなみにPranzo.Aはパスタが2種類から選べ、もう一つは、大和ポークを使ったサルシッチャの入ったトマトソースのパスタ。Pranzo.Cのパスタがトマトソースベースだったので、今回はクリームソースをチョイスしたが、これも食べてみたかった。

Pranzo.Cのパスタ、バベッティーネはスパゲティを平たくした麺。この料理には手長海老が1尾半、海老から出る出汁とトマトソースが絶妙。海鮮好きの嫁さん大満足の品であった。



Pranzo.Cのメインは 大和肉鳥のグリル、ディアボラ風。 ここで赤に突入。

AMRIT(アムリット)


メインの鶏肉は柔らかい胸肉と香ばしいもも肉の2種類。トマト、玉ネギ、ニンニクなどのソースを合わせて、奈良産の食材にうまくアレンジしている。

驚いたのは付け合わせのししとう。一つは満願寺唐辛子、もう一つは地元産の宝楽ししとうと種類の違うものを使っているのだそうだ。

嫁さんと半分ずつして食べ比べてみたが、確かに味は違った。ただ、個体差、先か元かでも味は違うだろうから、なんとも言えないが、このあたりのこだわりも料理をいただく楽しみ(演出?)といえるだろう。



最後はデザート。

AMRIT(アムリット)AMRIT(アムリット)


Pranzo.Aのデザートはバニラアイスクリーム。これがものすごく濃厚な味。これもサービスの方に聞くと、エッセンスに頼るのではなく、バニラの種子鞘をたっぷり使ってしっかりと練るのだそうだ。もちろん、ミルクなども入れるがこの濃厚さは手間ひまかけたものであるのは間違いない。

ちなみにPranzo.Aにデザートが付くのはオープニング期間中のみで、これが過ぎるとPranzo.Bからいただけるメニューになるとのことである。

Pranzo.Cのデザートはラベンダー風味のパンナコッタ。口に入れると最初にラベンダーの香りが広がって、後から甘さが追いかけてくるようなそんな感じ。飾りのラベンダーの花もおしゃれである。

AMRIT(アムリット)


アフタードリンクはコーヒー、紅茶、エスプレッソから。

エスプレッソは一口で飲み干せる量。説明は聞かなかったが、こだわりがあるに違いない。耳たぶみたいな取っ手も気持ちよかった。



本編の掲示板に常連のKHさんから、「東京から名物を呼んでくるような風潮は是とすべきものでしょうか?」という書き込みをいただいた。

もちろん、奈良をよく知らない県外の有名シェフが、奈良の食材について、すべて知ったかのように振る舞うのには抵抗がある。

しかし、今回、AMRITの料理をいただいて、私は客として純粋に楽しむことができた。それは味だけでなくホールスタッフのサービスも含め、とても満足できる 「時間」 だったからである。


そう、時間・・・。

客は味だけで満足するのではない。東京から来た黒船が、奈良で化学反応を起こしてくれることを期待したい。

↑おおっ、ちょっとかっこいいこと言ったんとちゃう?


AMRIT(アムリット)
奈良市六条町410
0742-32-5777
11:00~15:00(L.O14:00)
18:00~22:00(L.O21:00)
火休 P有 HP


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テーマ:奈良 - ジャンル:地域情報

タグ : イタリア料理

category:食べ歩き 奈良市
comment(6) | trackback(0)
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コメント
 
こんばんは。
流石!もう行かれましたね。
私の方がきっと近いはずです・・・
まだ、行ってません。近いうちに行こうと思ってます。
とっても参考になりました。
それにしても、随分流行ってるんですね。
プロデュース料理ってどうも・・・なんですけど、
美味しそうですね。

やっぱりcがお薦めですか?
URL | おぜん #-
2010/06/27 23:18 [ 編集 ]
 よさそう。
■naranaraさん、おぜんさん、こんばんは。
 萬京のあとのイタリアン、よさそうですね。
・萬京にはよろずの先入観があって、もし
 この記事がなかったら、AMRITにも絶対
 行かなかないと思います。おぜんさんと
 同様、> とっても参考になりました。
URL | いぐいぐ #ujilPVJA
2010/06/28 00:07 [ 編集 ]
 
レポート楽しく読ませていただきました。確かに、お皿の上だけでなく満足できる空間であり、時間であるということが大切ですよね。私の言葉にまで言及していただき恐縮です。ただアマノジャクめの私としては、じゃあ、片岡さんのあとはどうなるの・・・?と思ったりしてしまいます。余計なお世話かもしれませんが・・・今度は、東京のシェフじゃなくて、「地元のシェフのフェア」とか、そんなのがあってもいいかもです。
URL | KH #-
2010/06/28 07:38 [ 編集 ]
 
おぜんさん
嫁さんと二人でいただいたAとCですが、美味しいと思ったのは、「野菜、チーズのエッセンス」「手長海老」「冷製カッペリーニ」だったので、Cがいいと思います。ただ、AとBは“選べる”のがいいところで、このあたりは好みでチョイスして下さい。

いぐいぐさん
「萬京」は跡形もなくなっておりました。ぜひお出かけになって下さい。カフェの陳さんのお粥なんかもよさそうでしたよ。

KHさん
確かに片岡さんの後に奈良のシェフというのはいいアイデアだと思います。片岡さんで終わり、ということもないでしょうから、その後の展開も注目したいですね。
URL | naranara #-
2010/06/28 21:58 [ 編集 ]
 こんにちわ
いつも楽しく拝見していますv-291
こちらのお店、シェフが変わればお値段も変わります?
HPがとてもさっぱりしていて・・・
やっぱり予約必須ですよね?
URL | mikitty #-
2010/07/01 11:58 [ 編集 ]
 
mikittyさん、こんばんは。
HPがシンプルで私も値段などよくわかりませんでした。
ただ、メニューは行ってから決められるので、席だけ予約しておけば大丈夫かと思います。

シェフが変わればどうなるかは私にもわかりませんが、むちゃくちゃ高くなることはないと思います。予約されるのであれば電話で確認をした方が安心かもしれません。

HPにもう少し、詳しい情報があればいいのにね。
URL | naranara #-
2010/07/01 18:32 [ 編集 ]
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