何でも食べたい、食べてみたい、美味しいもの、珍しいもの、いろいろ食べた記録。+気になっているもの。
アコルドゥ ~ラッキーモードでスパニッシュ~ 
2010.08.02 Mon 07:33

平日、富雄でお昼の時間になった。

久しぶりにがっつりと「ジャンク屋哲」でアブラ増しでも食ってやるか。後先考えずにニンニクも増し増しだ~!

と、駐車場へ行ったら満車であった。2台しかないのだから、当然あり得ることだったが、では、どうするか。


待つか。

有料駐車場に停めるか。

・・・・・・。


そういえば、アコルドゥの駐車場、車3台しか停まってなかったな。

ダメもとで行ってみるか。(ちなみにアコルドゥは先々まで予約がいっぱいの超人気店である)

アコルドゥ


レンガ造りの大正時代の名建築は今はすっかりおしゃれなレストランとして定着したが、昔はハンディマンというホームセンターだった。

そっと扉を開けて聞いてみた。

「あの~予約していないんですが、大丈夫ですか。」

「少しお待ち下さい。」

スタッフの方が店の奥へ行ってシェフに聞いている。このシェフが雑誌などでもよく目にする川島宙シェフであった。

「何名様ですか。」

「ひとりです。」

また、奥へ行ってしまった。そして、戻ってきて、

「お席ご用意できます。」

・・・と予約なしでいただけることになった。ラッキー。

アコルドゥ


私以外のお客さんは全員おばちゃんであった。ざっと数えてみると22人ぐらいいた。

22-1。5回コールド負けである。


それにしても おばちゃんは声が大きい。まわりがおばちゃんばかりだから、なおのことである。

よう食べるし、ようしゃべる。ベルベル人か!


向こうのおばちゃんの話し声が聞こえてくる。

「お昼からこんなにおいしいもん食べたら、晩ご飯作る気なくすわ~。」

それだけならまだしも、

「晩ご飯、お茶漬けでええやろ。」



・・・・・・おいおい。(-ω-)ノ"



メニューは1種類であった。

予約していないのだから、これは仕方がない。それでも初めて来たのだから、まずはおまかせで十分である。

アコルドゥ


メニューは何だか知らないが、でっかい口を開けたおっさんの口の中に書かれていた。

前菜、パスタ、メイン、デザート、パン、ドリンクで2940円。

予約が取れない店として有名で、もし「ミシュランガイド奈良」があれば間違いなく3つ星だろうが、そんなに無茶な値段設定ではない。むしろ、安く感じられる。 まだ食べてないけど。


まず、一皿目は前菜とサラダ。

アコルドゥ


焼きウナギ 赤ピーマン 半乾きのトマト 胡瓜とヴィッチーニカタランのガスパチョと無農薬野菜

長い名前である。 住信SBIネット銀行ぐらい長い。

私の人生で食べたものの中でおそらく一番長い名前のメニューではないか。

7月後半(おまかせは2週間ごとにメニューが変わるらしい)だけあって土用の丑を意識してのウナギであろう。しかしそこはモードスパニッシュ、テリーヌ風におしゃれな仕上がりである。

胡瓜のガスパチョはヴィッチーカタランというスペインの炭酸温泉水を使ったもの。中にスイカが入っていてさっぱりとしたお味。

無農薬野菜のサラダはうちでも毎日おじいちゃんの畑で取れた無農薬野菜を食べているので、別段驚くことはないが、ナイフとフォークでは食べにくい。

えびせんべいがあしらわれているのはシェフの遊び心か。



二皿目はパスタ。

アコルドゥ


イカ墨のヌードルと海のゼリー イカとマスの卵を和えたもの ワサビの珠

パスタは生ということで歯ごたえがしっかりしている。イカ墨は練り込んであるのでお歯黒になることもない。ご婦人でも安心していただけるだろう。

面白いのはこんぶを使ったというとろみのあるソース。色は透明だからこんぶのネバネバしたエキスだけを抽出しているのだろう、パスタや海の具材を上手くまとめている。

小皿の中に大海を感じる一品であった。(←ちょっとかっこいい?)



メインは鴨肉のロースト。

アコルドゥ


葛城の合鴨と無農薬野菜 コーンと麦 中国の醤とマンゴー

葛城の鴨と聞いて思いついたのは、橿原の「バルジェット」でいただいたとき聞いた「葛城の実家で育てた合鴨です」という言葉であった。

同じ農家か?それとも葛城は合鴨が特産なのか?

合鴨はレアに焼かれており、歯ごたえがあって、まわりのおばちゃんの歯は大丈夫か?という心配はあったが、肉汁が濃く、やっぱりしっかりとした歯ごたえであった。

面白かったのは3種類のソース。基本は甜麺醤と肉汁を使ったソースだが、シブレットオイル(おしゃれな言い方だが、葱油)、マンゴーソースとあって、それぞれが鴨肉によく合う。

私は鴨肉をナイフで半切れにし、まずは甜麺醤、そしてシブレットオイル、それから、マンゴーソース、次に茄子と一緒に、今度は麦とコーンをのせて、とローテーションして楽しんだ。

誰かの旅行記で人糞をえさにした豚の肉は人糞の臭いがすると書かれていた。ドングリをえさにした豚もまたしかり。とすれば、この鴨肉の飼料が麦とコーンなら付け合わせとして合わないわけがない。



最後はデザート。

アコルドゥ


桂花陳酒風味のプラム アーモンドジェラートのミル・オハ

パッと見ただけでは一つの料理に見えるが、実際はミルクとアーモンド味のジェラート、桂花陳酒に漬け込んだプラム、ミルフィーユ風のお菓子(少し塩味がきいている)と3種類のデザートが一皿の中に入っている。

これが一つひとつもおいしいのに、ジェラートが溶けてきて、ジェラートとプラムとか、ミル・オハとジェラートとか、ミル・オハとプラムとか、組み合わさった味もまたおいしいのである。

Muy rico!
 (スペイン語でとてもおいしいという意味です)



この後、食後のドリンクはエスプレッソをいただいた。

アコルドゥ


まわりのおばちゃん達は 「美と健康」 を意識してか、生ハーブティーを注文している人が多かった。



支払いはテーブルでするのだが、このときホールの主任っぽい人から「どこでこの店をお知りになったのですか」と聞かれた。

私は「いろんなところで見ています。私は食べ歩きが趣味なのでいつか来たいと思っていたのですが、なかなか来られずにいました。今日はラッキーでした。」と答えた。

すると「普段は予約なしでは難しいのですが、今日は一人分だけ残っていました。夏休みに入って奥様方のお客さんが少なくて・・・」と言われた。

なるほど。 そういうことか。

Viva!summer vacation! 



おいしかったなあ~、嫁さんにも食べさせてやりたいなあ~。

そう思うとまわりのおばちゃんも自分も同じに思えてきた。

こうして優雅なランチを食べている今も、嫁さんは掃除したり、洗濯したり、買い物したり、昼寝したり、しているはずである。

今度はちゃんと予約して、嫁さんと一緒にまた来ようと思いつつ店を出たのであった。


akordu (アコルドゥ)
奈良市富雄北1-1-1
0742-43-0222
11:30~14:00 18:00~21:00
月休 P有 HP

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テーマ:奈良 - ジャンル:地域情報

タグ : スペイン料理

category:食べ歩き 奈良市
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コメント
 
こんにちは。
行かれたんですね。
このランチメニュー、私もいただきました。
いついっても、お昼はおばちゃんでいっぱいです。私もおばちゃんですが。

是非、次回は奥様もご一緒に。お昼でも夜のメニューしてくださいますよ。予約ですけど・・。
今日、これから行ってきます。
URL | おぜん #-
2010/08/07 11:42 [ 編集 ]
 
確かに夜のメニューおいしそうですね。
9000円とはいえ、10品あればコストパフォーマンスはよさそう。
ちょっと思い切りが必要ですが、いつか行きたいと思います。
URL | #-
2010/08/07 16:38 [ 編集 ]
 
6000円もありますよ。

夜のメニューの時は、いつもこれ。9000円はいただいたことありません。

十分だと思います。。
URL | おぜん #-
2010/08/09 10:58 [ 編集 ]
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