何でも食べたい、食べてみたい、美味しいもの、珍しいもの、いろいろ食べた記録。+気になっているもの。
春日荷茶屋 ~完全制覇達成~ 
2011.12.17 Sat 23:30
 
いつものように息子と野球をしに飛火野に行ったら、いつもと雰囲気が違う。

参道沿いに大きなトラックがたくさん停まっていて、中から馬が続々と降ろされている。

そうそう、今日はおん祭りであった。

おん祭りおん祭り


いつもより人が多いような感じたが、迷惑にならないようにすみっこでぽかーんぽかーんと遊んでいた。

そろそろ、終わってお粥でも食べに行くかと思ったとき、突然、

馬が走ってきた。

騎手を振り落としたのだろう、鞍が逆さまになった馬が、飛火野の中を暴走している。

係の人がなんとか止めようとしているが馬の速さにはかなわない。

馬は飛火野を3周ほどした後、春日大社方面の直線を走っていき、また戻ってきて、天理街道を南下していった。 その後、馬がどうなったのかはわからない。


さて、馬の心配はそこそこにして、本日のメインイベント、春日荷茶屋に最後のメニュー、山芋をいただきに行くことにする。

春日荷茶屋春日荷茶屋


店の前に着いて驚いた。

おん祭特別メニューが特別に出されているのだった。

特別メニューは 奈良のっぺい。これが、12月17日、18日の2日だけしか出さないらしく、18日も売り切れたら終わりという超レアメニューである。

私は長寿粥 (山芋) で制覇だと思っていただけにこれはラッキーであった。

春日荷茶屋春日荷茶屋


長寿粥はとろろではなく短冊の山芋が乗っている。

山芋は別名「山うなぎ」と呼ばれる滋養強壮にもすぐれた食品で、そのネバネバ感から健康によいイメージがある。

これを、1年の締めくくりの12月に食べることによって、今年もよくがんばった、来年もがんばろうという気持ちになるのだろう。


奈良のっぺいは説明書きがあった。

昭和40年頃まで、奈良の町屋でおん祭りの17日に、お祭りのご馳走として食べられてきた野菜の煮物である。
材料は、大根、人参、ごぼう、里芋、油あげ、これに使う油あげは普通のものではなく、おん祭りようの のっぺいあげで、2寸立法角のものがその日だけ売られていてそれを使う。
もとは寺院で食べる精進料理でだったそうだが、現在日本の各地にのこるのっぺい、のっぺい汁は奈良のものが原形であろう。
奈良の食文化の伝承のため、今回再現しました当店特製ののっぺいをお上がり下さい。


のっぺいは近ごろは小学校の給食にも出るらしく、食材や調理法からも、こう言っては何だが、地味な料理である。

しかし、「地味なものこそ、滋味である」 ということわざもあるように (ないけど)、こういったものを 「おいしい」 と思えるようになりたいものである。

春日荷茶屋春日荷茶屋


まあ、とにかく12ヶ月すべてのメニューをいただいて、とりあえずおめでとうと言いたい (自分に)。


12ヶ月、すべていただいて思うのは、ここのお粥は基本の白味噌仕立てというところは同じでも、旬の野菜が入れ替わるだけでがらりとイメージを変えることである。

また、これらの野菜は、すべて万葉集に詠まれているものらしい。そして日本の伝統的な習慣とも関わるものでもある。

正月にはお節を食べ、お屠蘇を飲み、7日には七草がゆ。節分には年の数だけ豆を食べ、桃の節句には蛤の吸い物と白酒を飲む。端午の節句は粽、柏餅、土用の丑のうなぎ、名月には団子と、食べることばっかりだが、大事なことだと思う。

冬至には柚子風呂に入り、南瓜を食べることにしよう。


春日荷茶屋
奈良市春日野町(萬葉植物園前)
0742-27-2718 
10:00~16:00
月休 P無

↓おめでとう、よくやった、またはこれからもしっかりとやれという方、クリックよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ

↓“読んだ”の代わりにクリックしていただければうれしいです。管理人が調子に乗ります。
人気ブログランキングへ 人気ブログランキングへ




タグ : おかゆ

category:食べ歩き 奈良市
comment(4) | trackback(0)
記事編集
コメント
 
ホント、笑ったらいけないのに、馬の出奔劇はウケました。いつもおいしい情報ありがとうございます。
URL | 花巻 #-
2011/12/20 13:51 [ 編集 ]
 
本当にあの馬どうなったんでしょう。
次の日の新聞に車とぶつかったとか、人をひいたとか無かったので、おとなしくなって連れて帰られたのでしょうが・・・。
URL | naranara813 #bQLI5caw
2011/12/21 07:48 [ 編集 ]
 
完全制覇、おめでとうございます!

前置き文、馬はどうなったんでしょうねぇ・・・
年に一度のことですから、色々不慣れなこともあるんでしょうか。
大変だ~・・。

「食」は文化そのものです。

そう、地味滋味なお料理を美味しいと思えるようにしたいですね。
それが食育!

のっぺい汁、奈良のがほんまもんなんですね。
京都でもあるのですが、8月15日の夜のメニューなんです。
昆布と干し椎茸でだしをとり、里芋、かんぴょう、干ししいたけ
を入れ、薄口醤油で味を付けます。最後に葛でとろみをつけたお汁です。お椀によそい、青柚子をふって、出来上がり。
とても地味なお料理ですが、しみじみ美味しい。
大好きなんです。
暑い夏なので、冷たくしても美味しいです。

次のシリーズ物はあるんでしょうか??
URL | おぜん #-
2011/12/21 09:04 [ 編集 ]
 
いや、ほんと、のっぺいのような料理 (レシピありがとうございます) がおいしいと思えるようになりたいです。

春日荷茶屋のお粥も旬の野菜を入れることで、日本の季節感や伝統的な習慣を示しているのだと思います。

観光客向けの店かといえば、意外と地元の人間でもほっと楽しめる料理です。おぜんさんも一度行ってみて下さい。

次のシリーズ?
考え中です。
URL | naranara813 #bQLI5caw
2011/12/21 21:26 [ 編集 ]
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://naranara813.blog118.fc2.com/tb.php/426-b6ee58a3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)